皆さんはNG客と言う言葉を聞いた事ありますか??
いわゆるお店への出入り禁止とは違って、個人の女の子が「この人は接客したくない!」と思ったお客様を、NG(接客出来なく)する行為の事を言います。
でも、どこまでOKで、どこからはNGにするの?
その明確な線引きって、なかなか難しいですよね?そこで今回はそんなNG客の、どこからNGにする?どんな事をされたら?どうやってやるの??など、様々な疑問に、風俗歴16年の元ベテラン風俗嬢が答えて行きます!
お客さんにどんな事をされたら拒否しても大丈夫なの?
お客様を自分の意思でNG指定出来る事は分かりましたが、ではどんな時に接客拒否出来るのでしょうか?
まずはNG客について、どんな事をする人がNG客と言われるのかを、解説して行きます。
本番行為を求めてくるお客さん
これは、明確なルール違反行為で、絶対に応じてはいけない事です。
ただやはり男性の本能から本番をしたくなるのは仕方ない部分もありますから、よほど酷くない場合はなだめて接客を続けるべきです。
しかし本番行為を強要された場合はNG客にするようにしたほうが良いでしょう。
交際を求めてくるお客さん
本番とはちょっと違いますが、これもある意味タチの悪いパターンです。
これが純愛で、風俗嬢の方も同じ気持ちで・・・というのなら美談かもしれませんが、残念ながら大体の場合はお客様の1人舞台な事が多いです。
しかも思い込みが激しいと、後々ストーカーに発展する可能性もあります。 私生活に支障が出るレベルのお客様は、安全面も考えてNG指定をするのが良いでしょう。
非常識な態度や行動を取るお客さん
明らかにこちらを馬鹿にしていたり、下に見る様な態度を取ったり、暴力的だったり・・・常識の範囲を超えた態度を取るお客様もいます。
お酒に酔っていて、たまたまなんて事もありますが、そうでない場合はNG客候補として考えましょう。
性病を持っているお客さんは即NG客
- なにか息子さんの様子がおかしい
- やたらと息子が痛いと言ってくる
- 膿が出ている
等の場合は性病の可能性があります。
自己判断になりますが限りなく黒に近い場合は、接客そのものがアウトです。
一般常識のある男性なら、その様な状態で来店される事はまずありませんが、中には自覚症状が無いお客様もいらっしゃる場合も無きにしもあらずです。
病気は風俗嬢自らの体に、直に影響を及ぼす事になります。自分の身は自分でしか守れません。お客さんに明らかな異常がある場合は即接客を中止する様にしましょう。
そもそも自分でNG客って決められるの??
上記のような理由でどうしてもこのお客様は接客したくない!接客出来ない!!そう思う事があると思います。そんな時は、風俗嬢が自分でそのお客様を、接客するかしないかの有無を決められるんです。
NGにする理由は様々ですが、基本的にはお客様に接客するのか、しないのかは、それぞれの風俗嬢の判断に委ねられています。
生理的に無理!そんな理由でもNGに出来る?
どうしても生理的に無理!となってしまうお客様が居ると思います。お客様の外見や体の触り方、どうしても気持ち悪い!!なんて感じてしまう事もありますよね。
特に始めたばかりだと、まだ慣れていない分、余計にも嫌悪感を感じてしまったりする時もあるでしょう。
しかし、明確なルール違反をしていなければ、外見だけでお客様を判断する事は基本的にはやってはいけません。
私のお客様の中にも、いわゆるキモ客と呼ばれてしまうであろう方々はたくさん居ましたが、でも色々なお客様と話したりプレイをする中で、それぞれ外見だけでは判断できない、お客様の性格の良さや優しさ、面白さなど、良い部分がたくさんある事が分かって来て、外見などは全く気になる事はありませんでしたね。
私はそういった経験をしていくうちに本当の意味で最終的に「人間は中身」だと思えるようになりました。
NG客を出すと出さないではどう違う?
NGをたくさん出す女の子と出さない女の子では、何か違いが出て来るのでしょうか?
それはずばり、給料の差です。
当たり前ですが、あのお客様はNGです、と言ってしまうと、そのお仕事は他の女の子の所へ回って行きます。
例えばOKちゃんとNGちゃんと言う風俗嬢がいるとします。OKちゃんは「この位のお客様なら私は全然接客出来ますよ!」と言って接客をこなします。
NGちゃんは「このお客様は、ちょっと苦手なので接客出来ません」と言って、お仕事を取らない事がよくあります。
すると、お客様の方も「OKちゃんは、いつも愛想よく接客してくれるな」と言うイメージを持ちます。
そしてお店のスタッフの人達も「OKちゃんは、接客出来る幅が広いな」と思いますからお客さんを回しやすくなります。
最初は他愛の無い事でも、だんだんと積み重なって、着実に指名の数に反映していくのです。
NG客指定はあくまでも最終手段
接客をしていると、どうしても小さなルール違反をしようとしてくるお客様もいます。
「本番したいな〜…」なんて呟かれたりなんかは、はっきり言って日常茶飯事です。
そのキーワードに敏感に反応して「はい!NG!あの人もこの人もNG!」なんて言うと、とんでもない数のお客様を接客拒否しなくてはならなくなります。
お店を管理するスタッフの方にも「ちょっとNG多すぎるんじゃないの?ワガママ?」などと思われてしまい、仕事がやりにくくなってしまう事だって起こりうるのです。
お客様がルール違反をしそうになった時は、まずは優しく説得して、ルールを守って最後まで接客を終える事を第一に考えてみましょう。
ルール違反が複数回に及ぶ、だんだんと乱暴になってくるなど、問題行動が増えてくる場合はNG指定にするのも仕方ないですが、NG=手軽な物、では無く、最後の手段である事をしっかり覚えている事が大事です。
精神的に疲れてしまうくらいならNGに
これまでNG客の指定は、緊急時以外では最終手段である事をお伝えしてきました。
しかし、完全にはルール違反はしないけれど、どうしても接客をするのが辛い時や、ストレスや精神的に追い詰められてしまう様なお客様は、NG指定をするのは悪い事では無いです。
何度も必死に接客して、それでもどうしても辛い、しんどい、もう仕事に行きたく無い…精神的に追い詰められて疲れた。
そこまで頑張っても、どうしても辛い時はスタッフに相談してNG指定にして貰うのが一番です。 その事によって、他の仕事に支障が出てしまっては本末転倒ですからね。
まとめ
さて、色々と解説してきましたが、私が伝えたかった事は「NG客=楽をする為の手段では無い」と言う事です。
多少問題があるお客様でも、じっくり話をしてみると実はいい人でした。なんて事は風俗をしていると、案外多く起きる事です。
NG客は、あなたの我儘をかなえる為の決まりではありません。
すぐにNG指定するのでは無く、まずはルールの範囲内でお客様を満足させる事を目標に、心を込めた接客をする事を心がけてみる事を、忘れないで下さいね。
それでもどうしても無理!!と悩むときには、一人で悩まずにスタッフや周りの風俗嬢に相談してみるのも良いでしょう。
風俗は一人での接客になるので、一人で抱え込む事も多いと思いますが、同じ立場で働いている仲間なら、きっと良いアドバイスをもらえると思いますよ!