「雑費」とは、お給料からいくらか引かれる費用のことです。 まだ、風俗で働いたことのない方は、「え?お給料って全額貰えるんじゃないの?」と思いますよね。
残念ながら、全額ではないんです…。
少額ではありますが、雑費としてお店にいくらか引かれてしまいます。
では、この「雑費」とはなんのために引かれているのでしょうか?
ちゃんとしたお店なら入店時に説明してくれているはずですが、不親切なお店の場合は説明してくれていない場合もあるかもしれませんね。
「でも、今さらそんなこと聞けない…。」
そんな方々のために、今回は「雑費」を引かれる理由から使い道まで、「雑費」の謎の全てをお教えしたいと思います。
雑費とはなんなのか?
キャストの大事なお給料から引かれている「雑費」。 お店によっては、「厚生費」や「在籍料」という風に呼ばれている場合もあります。
雑費は、一体なんのために引かれているのでしょうか?そもそも雑費とはなんなのでしょうか?
皆さんが不思議に思う「雑費」について詳しく解説していきたいと思います。
雑費が引かれる理由
雑費が引かれる理由とは、なんなのでしょうか?
雑費は、店舗運営のために引かれていると考えていただくのが一番適格かと思います。
基本的に、働いてくれているキャストのために使うための費用を補うためのものです。
雑費の使い道
キャストにかかる費用を補うために引かれている雑費。
では、一体どのようなことに使われているのでしょうか? 実は、店舗型か無店舗型かによって使い道は異なります。
店舗型風俗店の場合
店舗型風俗店とは、ビルなどに店舗を構える風俗店のことです。
主に、ソープ、ファッションヘルス、メンズエステのことを指します。
それでは、店舗型風俗店の場合の雑費は、どのようなことに使われているのでしょうか?
- コスチュームや待機着、タオルなどのクリーニング費
- コスチュームの購入費
- キャスト用のドリンク・お菓子の購入費
- ローションなどのプレイ用グッズの購入費
- 水道代などの光熱費
このようなものに使われていることが多いです。
たまに「お部屋のレンタル費」というものも引かれている場合もあります。
なぜこのような費用が引かれるのかというと、風俗嬢はあくまで「個人事業主」という扱いになります。 なので風俗店はキャストを雇っているのではなく、あくまで「お部屋を貸しているだけ」ということになるからです。
無店舗型風俗店の場合
無店舗型風俗店とは、店舗を持たないで運営されている風俗店のことです。
主に、デリバリーヘルス、出張エステのことを指します。
それでは、無店舗型風俗店の場合の雑費は、どのようなことに使われているのでしょうか?
- コスチュームやタオルなどのクリーニング費
- コスチュームの購入費
- ローションなどのプレイ用グッズの購入費
- 送迎費
大体このようなものに使われています。 店舗型と違うのは、送迎費が引かれることです。 送迎費とは、キャストを派遣先まで送るために使われる車のガソリン代、そして運転手の人件費のことになります。
雑費として引かれる額は?
雑費の使い道は、ご理解いただけましたでしょうか。
次に気になるのは、引かれる額ですよね。 雑費の額は、業種や店舗によって異なります。 それでは、どのように異なるのでしょうか?
1日あたり決まった額が引かれる
1日あたりのお給料に対して、決まった額が引かれるというスタイル。
こちらの方法は、ヘルスやメンズエステ店に多い引かれ方です。 金額は、店舗によって異なりますが1,000円から2,000円ほどがスタンダードな額となっています。
ですが、あまりに稼ぎが少ない場合は免除してくれる日もたまにあるようです。
1日のお給料×10%引き
1日当たりのお給料から、10%引かれるというスタイル。
大衆ソープ店や高級ヘルス店に多い引かれ方です。 例えば、その日のお給料が30,000円だったとします。
そこから10%ですので、3,000円が引かれることになります。
ということは、30,000円-3,000円ですので、その日のお給料は「27,000円」ということになります。 10%というのはあくまでスタンダードな例であって、もっと少なかったり多かったりする場合もありますので、入店の際に店舗にきちんと確認するべきでしょう。
お客さん1人あたりのバック×10%引き
お客さん1人あたりのバックから、10%引かれるというスタイル。
主に、高級ソープ店に多い引かれ方です。 こちらも、先ほどとほぼ同じような感じになります。
お客さん1人あたりのバックが10,000円だったとします。
そこから10%ですので、1,000円が引かれることになります。
ということは、10,000円-1,000円ですので、お客さん1人あたりのバックの総額は「9,000円」ということになります。
そこから、 何人接客するかによってお給料が変わってくるということです。 もし4人接客した場合は、9,000円×4人ですので、その日のお給料は「36,000円」ということになります。
雑費が引かれない店舗が増えてきている?!
ここまで、雑費の引かれる額などを説明してきました。 ですが、ここ最近は雑費が引かれないという店舗が増えてきています。 なぜ、そのようなことが実現できているのでしょうか?
それは、キャストのバックに関係があります。
雑費が引かれない店舗は、あらかじめキャストのバックを低く設定しているのです。 ようするに「雑費が引かれない」というわけではなく、あらかじめ「雑費が引かれている」 という考え方が正しいといえます。
雑費は経費なので確定申告が可能
皆さんは確定申告をしていますか? 確定申告をしなければ、脱税で摘発されるだけでなく、損をしている場合もあります。 それでは、確定申告をするメリットとはどんなものがあるのでしょうか?
確定申告のメリット
確定申告をするメリットは以下になります。
- 払い過ぎた税金が戻ってくる
- 医療費控除が受けられる
- 部屋が借りやすくなる
- 家族バレを防ぐ
など様々なメリットがあります。
確定申告は面倒だと思われている方も多いと思いますが、このようなメリットがありますので面倒がらずにやることをオススメします。
経費として認められるもの
実は、経費として認められるものはたくさんあります。
一体どのようなものが経費として認められているのでしょうか?
- お店で使う衣装代
- 下着代
- 美容院代
- エステ代
- ネイル代
- 性病検査費
- 移動費
- お店から引かれる雑費
要するに、風俗嬢としての商売に関わる費用のすべてが経費として認められます。
なので、レシートや領収書は必ず取っておくようにしましょう。
まとめ
今回は、風俗店の雑費についてお話ししました。
雑費は、風俗店で働くキャストにとって煩わしいものかもしれません。
しかし、お店を運営していくためには必要な費用ともいえます。 なので、自分が風俗で働く上での必要経費だと思うようにしてくださいね。
先ほども説明しましたが、雑費の引かれ方は店舗によって様々です。 通常は、面接の際に説明をしてくれるのですが、説明されない場合は自ら聞くようにしましょう。
雑費は、自分の大切なお給料から引かれる費用です。
少額とはいえ、うやむやにすることなく「何のために、いくら引かれているか」を理解しておいてください。