あなたは接客をしたとき、こんなことを言われたことはありませんか?
「君のことを好きになってしまった。僕と付き合ってくれないか?」
「風俗なんて辞めて僕と付き合おう。絶対に君のことを幸せにするから」
と。 風俗で働いていれば、一度や二度くらいは必ず言われることかと思います。
けれど風俗嬢として働いている以上、お客様から告白をされたときは断らなければなりません。
お客様と関係を持ってしまうと、同業者だけではなくお店のスタッフからも嫌われてしまい、満足に仕事もできなくなってしまいます。
また、お客様から告白されて付き合って騙されてしまうというケースも少なくはないので、上手な断り方をきちんと覚えておきましょう。
断り方を覚えておけばうまく指名を受けることもできるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
相手に合わせた断り方を考える
まず、基本的に断り方には正解はないと思ったほうが良いでしょう。マニュアルのように決まった断り方はお客様相手に通用しません。
粘着質で話を聞いてくれないお客様にテンプレでお応えしても余計に口説かれますし、気の弱いお客様にはっきりといった口調で断りを入れてしまうと指名が途切れてしまうといったことも考えられます。ですので、その人に合わせた断り方を覚えておくと良いでしょう。
優しく物分りの良い人なら、今はそういった気分ではないと優しく断り、ややしつこいお客様には「お店から禁止されているから出来ない」と論理的に説明して断るなど色々あります。
固定客から指名を受け続けていると徐々にその人の性格が分かってきます。きちんと人間観察を続けていれば、告白されたときにどう断ればいいのかがすぐに分かってくるため、いつも接客しているとき相手はどんな対応をしていたのかを確認しておきましょう。
お客様から告白されたときの断り方
ではお客さんから告白されたときは一体どう断れば良いのでしょうか。
ここでは大まかに分けてご紹介していきたいと思います。
切っても良い客の場合
いつも店外デートを誘ってくる、嫌がっているのに過激なプレイを要求してくる、暴言をはくといった行為をしてくるお客様はキープしていても時間の無駄です。 ですので、告白をされたときは丁重にお断りしましょう。
こういったお客様は基本的に理由を論理的に説明しない限り、分かってくれません。ですので、「なぜ付き合えないのか、どうしてそのお客様と付き合うのはダメなのか」を明確に説明すれば、ひるんでくれます。
切ってもいいお客様ですが、あくまで接客業なので感情的に断るのはやめておきましょう。
逆上をして暴行を加えられてしまうケースもあるので、あくまで丁重に断ってください。
あまりにもしつこいお客様には「お店から禁止されている」旨も付け加えて説明しましょう。
「お店でお客様との付き合いは禁止されているの。付き合っちゃったらこのお店クビになっちゃうからそれだけは困るんだ。だから付き合えないの、ごめんなさい」
と言えば、もう反論の余地もありません。そのままフェードアウトしてくれます。
しかし、そういったことを聞くと余計燃え上がってしまう困ったお客様もいます。
「じゃあ、僕が君を養ってあげるから付き合おうよ!」
といった思考回路をお持ちなので、もう個人だけでは解決できません。
お店の人に相談し出禁にしてもらい、これでもかと言うぐらいセキュリティ対策をしておきましょう。
残しておきたい客の場合
比較的金回りもよく、風俗嬢に対しても真摯に向き合ってくれるお客様はぜひ残しておきましょう。
告白された場合、なぜ付き合えいないのかを明確に説明すれば基本的に分かってくれます。
「お気持ちは嬉しいです。けれど、今好きな人がいてその人のために頑張ってお仕事をしているのでお付き合いはできません。本当にすみません。」
と断れば、ある程度理解してくれます。 丁寧な対応をすれば気を悪くせずにリピートしてくれる可能性もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
しつこいお客さまへの場合の対処法
先程も申し上げたとおり、丁重に断っているのにも関わらず、しつこく交際を迫ったり店外デートをしようとしてくる困ったお客様もいます。
断っても聞いてくれないお客様には一体どう対応すればいいのでしょうか。
詳しくご紹介していきたいと思います。
お店の人に相談して出禁にしてもらう
まずやっておくべきことは、お店の人への相談です。どれくらいしつこく言い寄られているか、言い寄られた時に何かされたなど具体的なことを言えば対応してくれます。
あまりにも悪質な場合は出禁にしてくれるので、1人で抱え込まず、相談しておきましょう。
待ち伏せを防ぐためにも送迎をしてもらう
出禁にしてもらっても安心では出来ません。 帰る途中に待ち伏せをされている危険性があります。
そういったことを防ぐためにも、家か最寄り駅まで車で送迎してもらいましょう。 大手の風俗店の場合は、送迎ありにしているところも多いので、あらかじめ確認しておきましょう。
付きまとわれている場合は警察に相談
家に押しかけられたり、ポストなどにイタズラをされる、尾行されているといった行為はれっきとした犯罪です。あまりにも悪質すぎるので、警察に相談しましょう。
具体的な証拠さえ集めていれば、警察がパトロールをしてくれます。
ただ、実害が出ていない場合、警察は動いてくれないので、自宅がバレている場合は店長に相談して寮に住まわせてもらうなど対策を取っておきましょう。
お客様をストーカー化させないために気をつけておくこと
告白を断られてストーカー化した客から実害を受け、業界から姿を消した風俗嬢は何人もいます。では、お客様をストーカーさせず、なおかつ自分も安全に働き続けるためには一体どうすればいいのでしょうか?
個人情報を明かさない
まず基本的にお客様に対して個人情報は明かさないようにしましょう。本名や大まかな住所、SNSのアカウント名や連絡先などは絶対に漏らさないようにしてください。
そもそも風俗店ではお客様との連絡先の交換はご法度になっています。
ですので、絶対に個人情報は言わないようにしましょう。
親しくなっても店外デートはしない
ある程度指名を受けて親密になったとしても店外デートは絶対にしないでください。
店外デート自体もご法度なので、これをやってしまうと最悪クビになってしまいます。 ですので、誘われてもやんわりと断りましょう。
プライベートなことは一切話さない
将来のことについて、好きなバンドやブランドなどプライベートなことも話さないようにしましょう。
そういったことを話すとお客様を勘違いさせてしまうことがあるため、言わないようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はお客様に告白されたときの断り方についてご紹介しました。
風俗嬢をやっているとこういったことに遭遇する可能性が高くなるので、上手な断り方を身に着けておきましょうね。